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消防設備の法定点検で見落としがちなチェックポイント7選

消防設備の法定点検は、火災時に確実に機能する設備を維持するため、消防法により義務付けられた重要な制度です。しかし、点検項目が多岐にわたるため、見落としがちなポイントも存在します。
このコラムでは、名古屋市の消防設備の専門業者が消防設備の法定点検におけるポイントを詳しくご紹介します。

 

株式会社ミナミ防災システムは、愛知県名古屋市を拠点に東海3県で消防設備工事を手掛ける専門会社です。数多くの法定点検を実施する中で、見落としがちなポイントを把握し、お客様の安全確保に努めています。今回は、実際の点検現場で発見される見落としやすいチェックポイントを詳しくご紹介します。

 

法定点検の基本事項


消防設備の法定点検制度について、まず基本的な内容を確認しておきましょう。適切な点検を行うためには、制度の概要と要件を正しく理解することが重要です。

 

点検制度の概要

消防用設備等点検報告制度は、消防法第17条の3の3に基づき、消火器や自動火災報知設備、スプリンクラーなどが火災時に正常に作動するよう定期的な点検と報告を義務付けた制度です。

対象建物
点検義務
特定防火対象物(延べ面積1,000㎡以上)
消防設備士または消防設備点検資格者による点検
非特定防火対象物(消防署長指定)
消防設備士または消防設備点検資格者による点検
特定一階段等防火対象物
消防設備士または消防設備点検資格者による点検

「参照:東京消防庁」

 

点検を怠った場合、消防法第44条により30万円以下の罰金または拘留の罰則が科される可能性があります。これは、消防設備が火災時に適切に機能しないと人命に関わる重大な事態につながるためです。

 

点検の種類と頻度

法定点検には「機器点検」と「総合点検」の2種類があり、それぞれ実施時期と内容が定められています。

機器点検

実施頻度:6ヶ月に1回以上

点検内容:外観確認や簡易な操作による機能確認

主な項目:設置状況、損傷の有無、表示灯の点灯状況

総合点検

実施頻度:1年に1回以上

点検内容:設備を実際に作動させての総合的な機能確認

主な項目:作動試験、連動確認、総合的な性能確認

「参照:総務省消防庁」

 

 

見落としがちなチェックポイント7選

法定点検において、見た目には問題なくても機能面で不具合を起こしやすい箇所があります。これらのポイントを詳しく確認することで、火災時の確実な動作を確保できます。

 

1. 火災感知器の汚れ・経年劣化

火災感知器は天井に設置されているため、日常的な清掃が行き届かず、汚れや埃の蓄積により誤作動や感知遅れを起こすことがあります。

重要チェック項目差動式感知器:リーク孔の詰まりによる誤作動

煙感知器:内部への埃や小さな虫の侵入

交換時期:煙感知器10年、熱感知器15年

感知器の経年劣化は、特にリーク孔(空気を逃がすための穴)の詰まりによる誤作動が多発します。また、煙感知器では内部に侵入した埃や虫により、火災でない状況でも警報が作動することがあります。

 

2. 消火器の製造年・圧力計の確認

消火器は見た目には正常でも、製造年の経過により内部の機能点検が必要になったり、圧力不足により使用時に適切に噴射しない場合があります。

消火器の種類
機能点検開始時期
確認項目
加圧式消火器
製造年から3年経過後
安全栓、封印シール、本体の損傷
蓄圧式消火器
製造年から5年経過後
圧力計の針がグリーンゾーン内

「参照:消火器メーカー点検基準」

特に蓄圧式消火器では、圧力計の針がグリーンゾーンを指していても、経年により内部の機能が低下している場合があるため、定期的な機能点検が重要です。

 

3. 誘導灯の電池切れ・汚れ

誘導灯は常時点灯している設備のため、電池の劣化や汚れによる視認性の低下が見落とされがちです。停電時に確実に点灯するかの確認も重要です。

 

4. 配線・接続部の劣化

消防設備の配線や接続部は、建物内の湿度変化や経年により劣化し、接触不良や断線を起こすことがあります。特に隠蔽配線部分では発見が遅れる傾向があります。

 

5. 避難器具周辺の障害物

避難はしごや避難袋の設置場所周辺に、荷物や設備が置かれることで、緊急時の使用に支障をきたす場合があります。設置場所の明確化と定期的な確認が必要です。

 

6. 屋内消火栓ホースの劣化

屋内消火栓のホースは、長期間使用されないことで劣化し、実際の使用時に破損や水漏れを起こすことがあります。ホースの巻き方や接続部の確認も重要なポイントです。

 

7. 受信機の表示・記録確認

自動火災報知設備の受信機では、過去の作動履歴や異常記録の確認が見落とされることがあります。これらの記録は設備の状態を把握する重要な情報源となります。

 

名古屋エリアでの点検対応

愛知県名古屋市を中心とした東海地域では、地域特有の気候条件や建物構造を考慮した点検が重要です。適切な業者選択により、見落としのない確実な点検を実現できます。

 

愛知県での法定点検要件

名古屋市を含む愛知県では、消防法に基づく法定点検に加え、地域の条例により追加の要件が定められている場合があります。管轄消防署への確認と適切な対応が重要です。

 

適切な業者選択のポイント

信頼できる消防設備業者を選択することで、見落としのない確実な点検を実現できます。消防設備士や消防設備点検資格者の有資格者が在籍し、地域の特性を理解した業者への依頼をお勧めします。

 

確実な法定点検で安全を確保

消防設備の法定点検では、見た目には問題のない設備でも、細部の確認により潜在的な不具合を発見できます。特に感知器の汚れ、消火器の製造年確認、配線の劣化など、見落としがちなポイントを重点的にチェックすることで、火災時の確実な動作を保証できます。株式会社ミナミ防災システムでは、豊富な経験を活かし、お客様の安全確保のため細部まで確実な点検を実施しています。

 

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株式会社ミナミ防災システム
〒454-0996 愛知県名古屋市中川区伏屋4丁目2119
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